インレーとクラウンは、虫歯治療において欠かせないものです。
どちらも歯に使うのはわかっているけれど、違いがわからないという方は多いのではないでしょうか。ここでは、インレーとクラウンの基本情報や適用の基準について、吹田市のセラミック治療が得意な歯医者、酒井歯科医院が分かりやすく解説いたします。
◆インレーとは
インレーとは、いわゆる詰め物のことで、虫歯を削った部分に埋め込みます。インレーを埋め込まずに歯を削って放置すると、削ったところから虫歯が再発する恐れがあります。
詰め物といっても、食事で違和感が起こらないように配慮されているため、食事に影響はありません。
◆クラウンとは
クラウンは、虫歯の治療などで削った歯に被せる人工物で、いわゆる被せ物のことです。一般的に知られているクラウンには、銀歯があります。銀歯は目立つため、できれば入れたくないという方もいるでしょう。自然な白い歯に近い見た目のセラミック製のクラウンもあります。
また、クラウンには、歯の形を整えることで歯並びを改善したり矯正したりすることも可能です。
◆どの程度の虫歯に適応するものなのか
虫歯は、段階によってC0~C4に分類されます。インレーが適用できるのはC2までの段階です。C2は、虫歯菌が歯の表面のエナメル質を溶かし、象牙質という歯の神経を守る壁にまで達した状態で、歯が黒っぽい見た目になります。また、熱いものや冷たいものなどがしみることも特徴です。
神経が生きている場合は、クラウンも適用できます。C3になると、神経に虫歯が達しており、クラウンを被せられない状態の場合は、根管治療で歯の神経を取り除くことになります。そのうえで、クラウンを装着します。C4では、歯がほとんどない状態であり、抜糸を余儀なくされます。
抜歯後は、入れ歯やブリッジ、インプラントなどを入れることになります。
まとめ
インレー・クラウンは、虫歯の進行状態に応じて適用します。インレーはC2まで、クラウンはC3まで適用できます。ただし、C3でクラウンをかぶせられるほどの大きさが残っていない場合は、根管治療をしたうえでクラウンを被せます。インレー・クラウンを適用できないほどにまで進行すると、抜歯を余儀なくされるため、できるだけ早く治療を受けることが大切です。虫歯を早期発見するためにも、定期検診で大阪府吹田市にある酒井歯科医院へお越しください。
Copyrights (C) 吹田市千里山/歯医者 酒井歯科医院 All Rights Reserved